しまむらグループの商品の品揃えと販売計画は、本社に所属する約110 名の「仕入れのプロ」(=バイヤー) が担当し、カテゴリー毎の販売計画に最良な商品を600社以上のサプライヤーから仕入れています。また、一度仕入れた商品は返品なしの「完全買取」と、全ての商品の発注が本社で完結する「セントラルバイイング」によって、スケールメリットを活かした大量発注によるコストの削減を図り、リーズナブルな価格での販売を実現しています。
商品が店舗に入荷して売場からなくなるまでの在庫管理は、約80名の「売場のプロ」(=コントローラー)が担当し、お客様にとって見やすく買いやすい売場にするための陳列・演出を行なっています。単品ごとに管理されたデータにより色別・サイズ別・デザイン別・地域別など様々な角度から商品動向を分析し、商品がより売れる店舗へ店間移動(=移送)を行います。また、当初計画と実際の販売動向から乖離した商品の売価変更(=値下)を行います。コントローラーが一括して各店の在庫をコントロールすることで、低い売価変更率で最後の1枚まで売り切ることを可能にしています。
全店舗・全アイテムの販売・在庫データがコンピューターで管理され、バイヤーが仕入れた商品は、販売計画に沿った納期・数量で各店舗に自動的に発注されます。また、コントローラーの権限である移送・値下も、コンピューターの自動処理により最適な商品、最適な店舗、最適な売価が設定されます。